2023/02/02

企業から個人にメッセージを送る場合、Eメールやキャリアメールでは迷惑メールと勘違いされ、重要な情報が開封されない可能性があります。そんなときに役立つのが、携帯電話番号のみでやり取りできる、「SMS送信サービス」です。

本記事では、SMS送信サービスの基礎知識やコールセンター業務での活用方法、サービス比較時のポイントなどを徹底解説します。最後にはおすすめのサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

SMS送信サービスの基礎知識

 ・SMS送信サービスとは

 ・SMS送信サービスのメリット

 ・SMS送信サービスのデメリット

SMS送信サービスを比較するポイント

 ・導入目的に適しているか

 ・業務に必要な機能が搭載されているか

 ・管理者 にとって使いやすいサービスか

 ・料金プランが明確で予算内に収まるか

 ・十分な導入実績があるか

 ・API連携が可能か

コールセンターに最適な電話放送局のSMS送信サービス

 ・あふれ呼IVR SMS

 ・SMS送信web

SMS送信サービスでコスト削減と業務効率の改善を両立しよう

SMS送信サービスの基礎知識

ここでは、コールセンター業務や本人確認(本人認証)などに利用されるメール配信システム、「SMS送信サービス」について解説します。SMS送信サービスは、他の情報伝達手段と比較して到達率が高い傾向にあり、さまざまな用途で幅広い業界、企業で利用されています。サービスの導入をご検討の際は、特徴やメリット・デメリットについて理解しておきましょう。

SMS送信サービスとは

SMS送信サービスとは、複数の顧客へSMS(ショートメッセージサービス)でメッセージを一斉送信する配信サービスのこと。コールセンター対応や通知・督促など、幅広いシーンで活用されます。コールセンター業務では、オペレーターの不在時や回線の混雑時などに、SMSで顧客にURLを送信し、Webサイト上で案内できます。

SMSとは、携帯電話番号宛てにメッセージを送信する機能です。送受信にメールアドレスを必要としない点が、一般的なメール配信との違いです。SMSでは、文字数に応じて通信料金が発生し、送信できる最大文字数はサービスやアプリによって異なります。また、SMSの配信方法には、国内キャリアと直接接続を行う「国内直収接続」と、海外の回線網を経由する「国際網接続」の2種類があります。メッセージを届ける相手が国内ユーザーのみであれば、国内直収接続のサービスで十分です。

SMS送信サービスのメリット

・ユーザーへ確実に情報を届けやすい
SMS送信サービスは、詳細な連絡先が分からない場合でも、電話番号さえ分かれば携帯キャリアを問わずに送信できるのが強みです。大部分のスマートフォンユーザーに対応可能で、到達率が高い傾向にあります。また、SMS送信サービスには送信結果のチェック機能もあるため、メッセージ開封やリンクのクリックなど、ユーザーの行動の確認も容易に行えます。

・マーケティングでも活用できる
SMS送信サービスは、問い合わせ後のアンケートやキャンペーンのお知らせなど、マーケティングの効果を高めるためにも活用されます。宛先が分からずDMを送れない場合でも電話番号だけで送信できるため、比較的簡単に回答を得たり、お得な情報を届けたりが可能です。ただし、宣伝や広告目的でSMSを活用する場合は、事前にユーザーの同意が必要です。個人情報を取得する前に必ず確認しましょう。

・コスト削減につながる
SMS送信サービスは、電話と比べて人件費や通話費用、DMの郵送費用などのコスト削減も期待できます。管理画面で情報を入力することで、簡単にメッセージを一斉送信できるのが理由です。コールセンター業務の効率化にもつながります。

SMS送信サービスのデメリット

SMS送信サービスでは、テキスト以外の情報は配信できません。SMSはメールと異なり文章のみが配信可能なためです。例えば、画像や動画などのメディアファイルは添付できません。画像や動画を用いたい場合は、掲載されているWebページのURLを添付する方法があります。

SMS送信サービスを比較するポイント

SMSに電話番号を入れると、コールセンターへの誘導にも活用できます

SMS送信サービスは、法人向けに限定しても多くの企業が提供しており、どれを選ぶべきか迷うケースも少なくありません。ここでは、SMS送信サービスを比較する上で重要なポイントをご紹介します。サービスの選び方や活用シーンの把握にお役立てください。

導入目的に適しているか

SMS送信サービスは、本人確認、コールセンター業務、マーケティング、カスタマーサポートなど、ビジネスシーンで幅広く活用されています。中にはチャットのようにユーザーとコミュニケーションが取れる、双方向タイプのサービスもあるため、自社の目的や使い方に合わせて最適なサービスを選ぶことが大切です。

業務に必要な機能が搭載されているか

メッセージのやり取り以外で、必要な機能があれば確認しておくと良いでしょう。具体的には、長文対応、短縮URL対応、CSVデータの書き出し、予約送信機能、送達確認、送信元の表示機能、他人接続判定機能、URLクリック確認などがあります。標準で搭載されている機能やオプションで追加できる機能は、サービスによって異なります。そのため、サービスごとに個別に内容を確認し、業務効率の改善や手間の解消に役立つものを選びましょう。

管理者 にとって使いやすいサービスか

サービスをより効果的に活用するためには、管理者の使い勝手の良さも重要です。管理画面のユーザビリティや緊急時のサポート体制、セキュリティ対策などが充実したサービスを選びましょう。また、使える機能や操作性についてもチェックしておくと安心です。

料金プランが明確で予算内に収まるか

SMS送信サービスの料金プランには、初期費用と月額料金、SMS送信数で料金が決まるものと、送信数に応じた従量課金制のものがあります。月額費用がかかるタイプは送信単価が低い傾向にあり、従量課金制は初期費用が無料である一方、送信料金は高めに設定されています。SMS送信サービスの導入目的から大まかな配信数を算出し、費用対効果の高いプランを選択しましょう。

十分な導入実績があるか

サービスを比較する場合は、導入企業の数や口コミも確認する必要があります。導入実績が豊富な会社ほど良いサービスというわけではありませんが、多くのシーンで支持されている目安になります。会社によっては無料トライアルを実施しているケースもあるため、複数のサービスで迷った場合は申し込んでみましょう。

API連携が可能か

SMS送信サービスを頻繁に利用する場合は、API連携機能が搭載されたサービスを選ぶと便利です。APIとはソフトウェアやプログラム同士を接続するインターフェースのこと。APIが搭載されていれば、自社システムやWebサイトとのシステム連携が容易になり、利便性が向上します。特に、本人認証などリアルタイムでのシステム連携が必要な場合は、API連携機能が必須です。

コールセンターに最適な電話放送局のSMS送信サービス

SMS送信サービスの導入は、電話放送局にお任せください。電話放送局では、コールセンター向けのSMS送信サービスをご用意しています。こちらを導入することで、問い合わせへの対応漏れが少なく、ユーザーへ確実に情報を届けられるコールセンターの環境を実現できます。

あふれ呼IVR SMS

「あふれ呼IVR SMS 」は、IVR×SMS送信によって、コールセンターへの入電をWebサイトへ誘導するサービス。着信時に、取得した携帯電話番号へSMSを送信する仕組みです。メッセージにURLを添付してFAQサイトに案内することで、ユーザーの自己解決を促せます。また、オペレーターが対応できない場合の連絡手段にもなるため、「あふれ呼」や「時間外呼」の対策にも有効です。

「あふれ呼IVR SMS 」は、Web管理画面提供、レポート提供、複数通信キャリア対応の機能を搭載しています。用件振分、コールバック受付などのオプションサービスも充実しているため、コールセンターの業務効率化にも役立ちます。

あふれ呼IVR SMS

●SMS送信web

「SMS送信web」は、顧客の携帯電話番号へSMSを自動送信するサービス。顧客管理システムとのAPI連携により、システム上から自動でSMSを送信可能です。テレアポや郵送DMよりも低コストで情報を配信できる場合が多いため、コスト削減が期待できます。

また、当サービスはFISC安全対策基準準拠で、セキュリティが高いのも強みです。送信元を事前に申請・登録することで、なりすまし防止を実現しています。さらに、MNP対応、誤送信防止などの便利な機能も搭載しています。24時間365日、有人監視および有人での受付を行っていますので、気になることがあればぜひお問い合わせください。

SMS送信web

SMS送信サービスでコスト削減と業務効率の改善を両立しよう

今回はSMS送信サービスの導入メリットや比較時のポイント、おすすめのサービスをお伝えしました。SMS送信サービスを活用すれば、専門的なノウハウがなくても、メッセージの一斉配信やオペレーター不在時の自動応答などが可能になります。自社のコールセンターの課題を確認し、必要なサービスを導入しましょう。

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