安定したインフラ基盤によるサービスの安定供給を目指す
「DHK東京第一センター移転プロジェクト(インフラ基盤構築)」

プロジェクトメンバー

  • エンジニア川端

    システム部
    インフラ課

    2012年入社

  • エンジニア七五三

    システム部
    オペレーション課

    2017年入社

  • エンジニア吉川

    システム部
    インフラ課

    2018年入社

プロジェクト概要

2018年秋 従来の自社内データセンターから、高度なファシリティを有するアウトソーシング型のデータセンターへ移転することで、より信頼性の高いサービス提供の実現を目指す「DHK東京第一センター移転プロジェクト」がスタート。
プロジェクトの第一ステップとして、移転先データセンターにおいて、クラウドIVRサービスが安定稼働するためのインフラ基盤を構築すべく、インフラ構築チームが発足された。
IVR(自動音声応答)システムを自社開発・運用している電話放送局独自のインフラ基盤を構築・運用してきたノウハウを生かし、チーム一丸となって移転先データセンターでのクラウドIVRサービスの土台を作り上げた。

蓄積されたノウハウが安定したインフラを創造する

膨大な機材の到着から始まった東京移転プロジェクト。
電話放送局で開発・運用しているIVR(自動音声応答)システムはニッチな技術であるがゆえ、インフラ環境も独自に構築する部分が多く、一筋縄ではいかない。
一般的なシステムでは使われていない、複数の機材のセットアップを無駄なく進めなければ、プロジェクトの遅延に直結してしまう。
そんなインフラ基盤構築を支えたのは「設立から蓄積されてきたノウハウ」とインフラ基盤構築チームPLの川端は振り返る。
「数年に一度しかセットアップしないような機材でも迷うことなくセットアップできたのは、蓄積されてきたノウハウのおかげでした。構築中に起きたトラブルも社内有識者へのQAで解決できてしまうのも自社開発・自社運用を続けてきた電話放送局の強みだと思います。」(川端)

関連部門の密な連携で、仮想化基盤の耐障害性強化

電話放送局ではインフラを支える大部分のサーバーを仮想化することにより、安定的なサービス提供を維持している。
移転にともないインフラを支える仮想化基盤に高機能な共用ストレージを導入することで、バックアップの取得範囲や保持期間の増強より、耐障害性の高い構成での環境構築がなされることとなった。
普段はオペレーション課としてサービス全体の運用を担う七五三は「実運用フェーズでの挙動を念頭に置きながら、構築しました。」と振り返った。
「運用部隊である自分が構築フェーズから参加し、運用フェーズで抱えている課題を自らの構築作業で解決できてしまうのもDHKの魅力の一つです。」(七五三)

移転だけでは終わらない。さらなる高み「拠点冗長化」へチャレンジ

膨大な機材のセットアップ、移転先データセンターでの回線敷設作業を乗り越え、現在DHK東京第一センターは移転先環境で安定運用を続けている。
データセンターを移転したことで、ビル側の設備メンテナンス時にサービス継続処置を実施する必要がなくなるなど、運用負荷を軽減しながら安定したサービス供給が実現できた。
2020年度にはPCI DSSに準拠した拠点として、DHK東京第二センター開設を予定しており、その中でPCI DSS環境の拠点冗長化を目指し、「このプロジェクトにて培ったノウハウを基に、さらなる安定したインフラ基盤を目指します。」と抱負を語る入社3年目の吉川。
「入社後まもなくプロジェクトに参加しましたが、自社内のリソースでセンターを構築してしまうDHKの構築力や入社後すぐに大規模プロジェクトの一員としてチャレンジできる風土には驚かされました。今後はインフラ基盤の拠点冗長化にチャレンジしていきたいです。」(吉川)

募集要項